ミニ雷を作ってみよう:圧電素子で高圧電流実験
稲妻を簡単な方法で観察
夏になると夕立と共に頻発する雷。
この雷は、激しく動く雲の中の氷の粒がこすれることでたまった静電気です。
静電気といえば冬にドアノブを触ったときに「パチッ」と生じるあれを想像しますが、雷の場合は電圧は十億ボルトかそれ以上にも達します。
高圧電流によって空気中を電流が流れる現象は「放電」と呼ばれ、雷は地球において最強の放電現象です。
見ていると壮麗ですが、近くで発生されると極めて危険ですし、安全に観察できるところで都合よく生じてくれるわけでもありません。
そこで、安定して放電を発生させられる器具「圧電素子」を利用した実験で、「雷で遊んで」みましょう。
稲妻を安全に観察する方法を考えよう
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ミニ雷電源:圧電素子を取り出そう
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雷発生実験に挑戦
電球の中で雷を起こそう 圧電素子は1万ボルトの電流を発せますが、それでも空気中での放電距離は数mmが限界です。しかし、「電球」を使うことで、放電が起きる距離をグンと伸ばすことが可能となります。 …
放電で蛍光灯を光らせてみよう
電球の中に稲妻、蛍光灯の中に光 電球に圧電素子を繋ぐと放電が起きましたが、蛍光灯に繋げばどうなるでしょうか?さっそく試してみましょう。 用意する物 ・蛍光灯・圧電素子 基本は電球での雷実験と…
フィルムケース砲を撃ってみよう
スパークだから点火も可能 ライターから取り出した圧電素子は点火装置なので、当然ながら物に火をつけることが出来ます。今回はそれを利用し、可燃物を燃焼させて物を発射してみましょう。使用するのはフィ…