ウォークアロンググライダーとは?

ずっと飛び続ける紙飛行機

WAグライダー

ウォークアロンググライダーの見かけは他の紙飛行機と少々異なっており、飛ばし方も独特な物です。

文章で説明するよりも、動画でご覧いただく方が良いでしょう。

この飛行機は投げて飛ばすのではなく、人間が一緒に歩いてやることで飛ばすという変わった仕組みを持っています。
飛ばすには少しコツがいりますが、馴れれば非常に簡単です。

操縦者がミスをするかアクシデントが起きるかしない限りはいつまでも飛ばし続けられるので、紙飛行機の飛行時間競技会では使用禁止になっています。

落ちずに飛び続ける原理

WAG 原理

この飛行機を飛ばしているのは「リッジリフト」と呼ばれる上昇気流の一種です。
リッジリフトは風が崖や波に当たって、上に押し出されることで生じます。
WAグライダーでは、板を手にして歩くことでリッジリフト発生させ、飛行を継続させる仕組みになっています。

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ワシやペリカンのような大型の鳥は、リッジリフトを利用することで、ほとんど羽ばたかずに長時間飛び続けることが出来ます。
翼を広げて羽ばたかずに飛ぶ「滑翔」は、大きな鳥が飛ぶには欠かせない技術です。

アホウドリの仲間は体重が11kgにもなりますが、波に反射して生じる上昇気流を使うことで、超長距離を移動することが可能です。
帆翔(ソアリング)と呼ばれるこの独特な飛行法により、アホウドリは1日に800km~1000kmもの距離を飛び続けます。

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人間が操るグライダーも、崖が長く続いているような場所を選べば1600km以上飛行することも可能です。

ウォークアロンググライダーでは、人間が板を持って歩き、空気を受けることでリッジリフトを発生させます。
紙飛行機の方は前方に滑空するように作られており、下から上昇気流を当てて高度を維持して飛び続ける理屈です。

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